【要約・書評】AIに負けない子どもを育てる

書籍

著者 新井紀子

東洋経済新報社

タケチ
タケチ

どうもタケチです。

今日の紹介する書籍は、AIに負けない子どもを育てる です。

著者の経歴
国立情報学研究所教授
同社会共有知研究センター長

2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクターを務める。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

ロボットを東大に入れる?

仕事が奪われる感がすごいな!!

タケチ
タケチ

これは前作の話だけど、結果から言うと無理!!ってわかったんだ。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

やっぱり人間ってすごいじゃん(笑)

タケチ
タケチ

それがそんな単純ではないんだ

なんとMARCHには合格できるまで学力を上げることができたんだよ。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

!!

MARCHとは,

明治大学(M)・青山学院大学(A)・立教大学(R)

中央大学(C)・法政大学(H)

の頭文字をとった名称なんだ。

偏差値でいうと56~60ぐらいで結構高いんだよ。

大げさに言うと偏差値56以下であれば、仕事を奪われる確率高いってこと。

「AIの弱点は文章が読めていない」

実は今のAIは文章を正しく読めていないんだ!!

「そんなことはない、Siriはちゃんとお願いした時間に起こしてくれる」

って反論がありそうだけどそうじゃない。

AIは単語を分けて部分で聞き分けている。

例えば、Siriに「明日の朝7時に起きるからアラームかけて」

ってお願いしたとしよう。

その時のSiriは「明日」・「朝7時」・「アラームをかける」

単語に反応しているに過ぎないんだ。

ちょっと文章が短いからしっくりこないかな??

大人しく引用するとこうだ。

「この近くのおいしいイタリア料理の店は」と、

きいてみてください。

Siriは、GPSで位置情報を判断して、

近くにある「おいしい」イタリア料理の店を推薦してくれるはずです。

でも、それは話のポイントではありません。

次に「この近くのまずいイタリア料理の店は」ときいてみてください。

また、似たような店を推薦します。

つまり「以外の」ということがわからないということです。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

なんだ!!

全然ダメじゃん。

タケチ
タケチ

今のレベルではこの程度だと思うだろうけど

実はそんなに単純な話ではないんだよ。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

えっ!?

「実は人も正しく文章を読めていない」

実は日本人の3割は文章が正しく読めないというデータがある

衝撃だよね。

これは大人でも当てはまるんだ。

この本では例題がいくつか紹介されている。

ちょっとやってみようか。

色やにおいで引き付けられた動物は、

雄蕊の花粉を身体に付け、

別の花のめしべへと運び、植物の受粉を助ける。

この文脈において、以下の文中の空欄に
当てはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい

植物の受粉を助けるのは( )である。

①花粉 ②動物 ③おしべ ④めしべ

こういう問題が紹介されていて自分の文字を読み取る能力を図ることができる

どうだった?

こういう問題が解けなければ、学校の教科書を理解するのは難しいんだ。

ちなみに答えは、②動物だよ。

こういう問題が本書では30問ぐらいあるから

ちゃんと読めているかわかるよ

「AIに負けない子ども育てるには」

先に方法を言ってしまえば、言語化すること。

今の学校では、穴埋め問題だけに特化して教えている。

例えば、1951年、日本が独立を果たすことになった条約といえば?

答え ( サンフランシスコ条約 )

ってな感じで、

確かに知識はついているけど、多分大体の人は条約の結ぶこととなった原因を正しく言葉にできない。

穴埋め問題は単語を読めば大体のことはわかってしまうからね。

物事を言語化し、正確に読めるようになることが大事なんだよ。

「大人でも読解力は上がる」

大人は今更勉強していても、頭はよくならないと思っている人が多いと思うけど

そんなことはない。

刺激を与えれば与えるほど、よくなっていく。

実感するには時間はかかるとけどね

読解力も努力で上げることができるんだよ

ゆっくりでもいいから、正確に文章を読むことなんだ。

読書の習慣がないのであれば、興味のあるジャンルから薄っぺらい本を選べばいい。

それで読み終わった後はその本の感想を書く習慣をつけることをセットにする。

その他の内容

  • 中学生になってから成績が悪くなる原因
  • 読解力を高める授業の方法
  • 昔と違って文字を圧倒的に書かなくなった代償

など、紹介できなかったことがまだまだあります

続きはぜひ本書でお読みください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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