【要約・書評】21世紀の啓蒙 上巻               

書籍

著者 スティーブンピンカー
   橘明美 + 坂田雪子 訳

NEWS PICKS × 草思社

どうもタケチです。

今日の紹介する書籍は、21世紀の啓蒙
理性、科学、ヒューマニズム、進化

著者の経歴

ハーバード大学心理学教授、認知科学者、実験心理学者として視覚認知、心理言語学、人間関係について研究している。

進化心理学の第一人者

タケチ
タケチ

著者は心理学者の中ではかなりの大物なんだ。

ちなみに啓蒙(けいもう)とは無知なものに知識を与えることって意味だよ

今僕たちが生きている時代は昔と比較してどう変わっていっているのか?

最近暗いニュースばっかりだよね。

世界は悪くなっている…?

実はそんなことはない。

この本を一言でいうと「この世界は良くなっている」

昔と違い、雨が降らず作物が育たなくても、

雨ごい や いけにえを捧げなくても

科学の力や、人々の助け合いで飢餓は少なくなっている。

文明が進むにしたがって、問題は確実に誰かが解決へと導いて、その連鎖は続いている

では、さっそく書評していきましょう。

「世界が悪く見えるのは、情報の過剰摂取のせいだ」

僕たちの日常は常に情報にさらされている。

主にテレビやSNSだ。

ニュースは何かが起こるから報じるのであって、

何も起こらなければ報じない。

キャスターがカメラに向かって

「戦争が起こっていない国から生中継でお伝えしています」

ということなどありえないし、原爆されていない都市や、

銃撃されていない学校も同じことだ。

地球上から悪い出来事がなくならない限り、

ニュースで取り上げるべき話題が尽きることはない。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

これは当たり前っちゃー当たり前だね。

全体的に少なくても目にすることが多くなるから事件が多く感じるんだ。

この書籍の中でデータが数多く紹介されているが、事件はかなり減っている

僕たちは悪いことを想像する方が簡単にできている。

そこで質問だけど

あなたの状態を今より良くする出来事は、今日いくつ起こると想像できるか?

次は逆に悪くする出来事は、今日いくつ起こると想像できるか?

どっちが多いだろう。

良いことを想像すると、ちいさな棚ぼたみたいな出来事を想像すると思うけど

多分、悪い方を考えたほうが多いんじゃないか?

いいことは、なぜか気づかないか、わかっても人は過小評価する。

人は得を期待する以上に損を恐れ、

幸運を楽しむ以上に不運を嘆き、

称賛に励まされる以上に批判に傷つくと確証されている。

「この世界は確実にいい方向へ進んでいる」

世界はよくなっているけどどうやら僕たちは

かなり悲観的なおかげでこれまで解決してきたいいことを

正確に理解できなかったらしい。

病気・出産による妊婦の死亡率・子供の死亡率・貧困・差別・飢餓・殺人

全てにおいて減少傾向にある。

しかも天災の死亡率すらも少なくなっている。

ダムの設置等である程度コントロール可能にしたおかげだ。

大地震が起きれば、そのあと必ずと言っていいほど、

地震に強い構造指示の法が加えられる

あらゆることを0にすることは不可能だろうが、

事件が起こることによって確実に誰かが最善の案を出す。

まとめ

世界は確実によくなっている。

餓死する人口は減り、太りすぎで死亡する人の方が多いほどだ

これに関しては良いか悪いかの判断は難しいが、

人口が増えるにしたがって食糧問題は深刻になると昔からよく言われていた。

しかし、現状ではそれほど深刻ではなく、すべてにおいて先は明るい。

それは人々に知恵が増えたことによる恩恵なのだ。

その他の内容

・テロは怖くない、テロは恐怖を植え付けるだけ

・世界の民主化は後退していない

・不平等と不公正を混同してはいけない

など、紹介できなかったことがまだまだあります

続きはぜひ本書でお読みください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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