【要約・書評】「ない仕事」の作り方

書籍

著者 みうらじゅん

文藝春秋

タケチ
タケチ

どうもタケチです。

今日は紹介する本は

「ない仕事」の作り方

著者の経歴
漫画家、イラストレーター
エッセイスト、ミュージシャン

仲間A Lv11
仲間A Lv11

「やりたいことが見つからない」

「新しいことをやりたい」

みうらじゅんは「ゆるキャラ」、「マイブーム」という言葉を作ってきた。

ゆるキャラは、ゆるキャラグランプリまで行われるような規模まで大きくなり

熊本県のくまモンだけで商品年間売上高は国内外で1505億円まで上り

すごいことになっている。

ご当地のマイナーなキャラがここまで注目されるとは!!

旅行へ行ったときに「変なのがいる」程度しか思っていなかった(笑)

本書は面白い刺激を与えてくれます。

このブログだって、僕にとってはない仕事に当てはまる。

そもそもこのブログは自分が覚えたことをアウトプットすることと

文章をうまくなりたいがために始めたもので

誰に言われたものではない。

僕が自発的に勝手にやっていることで、お金を儲かれば

ラッキー程度の考えでいる。

ちょっと話がそれたかな?(笑)

それでは、書評をしていきましょう♪

要点

・世の中にやりたいことがないのであれば、
 自分で作ってしまえばいい

・「そこがいい」を全肯定して、「普通の自分」を否定する。
 大多数から支持されることなんてない。もっと身近な人を笑わすことからでもいい

好きなものがないのであれば、物を集めてから好きになれ

みうらじゅんの仕事は、本書でも書いてあるが

ジャンルとして成立していないものや区分けしていないもの、

名前が付いていないものに、名前を付けて世の中に届けることだそうです。

しかし、その中にはどうしても好きになれないものがあります。

好きになる方法は、無駄な努力をすること。

好きだから買うのではなく、そのものを買って圧倒的な量が集まってきたから

結果として、好きになる。

タケチ
タケチ

まさに今の断捨離から逆行している(笑)

好きなものがないのであれば、強制的に作ってしまえばいいのです。

自分をだます

人はよくわからないものに対して、すぐに「つまらない」と思ってしまう。

たとえば、ネットフリックスのような、コンテンツが多いほど

時間を無駄にしたくないから、面白いアニメや映画を観たいと思っている。

そんなことを考えているから、冒険が難しくなっていく。

しかし、「ない仕事」をするときは、すぐにつまらないと思ってしまっては

あまりにも普通だ。

「つまらないかも…」って思ったら、ちょっと思いとどまって

「そこがいいんじゃない!」と全肯定する。

自分が発信者にならなければ、ただのコレクターで終わる

モノをそろえ、自分をだまし。好きになっただけなら

ただのコレクターで終わる。

しかし、自分から発信しなければ、その好きなものに光が当たることはない。

タケチ
タケチ

そもそも「ない仕事」だからね(笑)

その好きなものが世の中にはまるかはわからないが

奇特なことに変なことを好きな人は一定数必ずいる。

ブームとは誤解させること

ブームが起きていることとはどんな状態を指すのか

それは、「勝手に独自の意見を言い出す人」が増えたときだそうです。

確かに、結構前になりますが、

怒り新党という番組で有吉が「メジャーになるとは、バカに見つかること」

っていっていました。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

相変わらず辛口だけど的を得ているな(笑)

まとめ

今の現状でやりたいことがないのであれば、勝手に作ってしまえばいいのです。

もちろんそれは簡単なことではありませんが、

本書はそこのところでいい刺激を与えてくれます。

好きなものは最初から好きでは必ずしも好きではないはずです。

みうらじゅんの好きなモノ探しは、物を集めることから始めることです。

しかも、圧倒的な量を持つことで好きと思うようになる。

つまり、自分をだますことも必要になってきます。

そこで、世の中に情報発信しなければ、ただのコレクターに終わっています。

今は、SNSなどで気軽に発信できるから発信してみる。

本書の目次

まえがき すべては「マイブーム」から始まる
第1章 ゼロから始まる仕事~ゆるキャラ
「ゆるキャラ」との出会い
「ゆるキャラ」と命名
自分洗脳と収集
雑誌に売り込む
イベントを仕掛ける
ブームとは「誤解」
みうらじゅんが作った「ゆるキャラ」たち

第2章 「ない仕事」の仕事術
1 発見と「自分洗脳」
伝わっていないものを伝える~吉本新喜劇ギャグ100連発
ないものから探す~勝手に観光協会
自分を洗脳する~テングーとゴムヘビ
逆境を面白がる~地獄表
趣味は突き詰める~ブロンソンズ
人からの影響もうける~大島渚
好きなものが連鎖する~崖っぷち

2 ネーミングの重要性
ネーミングでマイナスをプラスにする~いやげ物
本質を突く~とんまつり
怒られることを逆転する~らくがお
重い言葉をポップにする~親孝行プレイ
流行るものは略される~シベ超
意図しないものが流行る~DT

3 広めることと伝わること
母親に向けて仕事をする~人生エロエロ
雑誌という広報誌~奥村チヨブーム
接待の重要性~VOW!
チームを組む~ザ・スライドショー
言い続けること~AMA
好きでい続けること~デュランがロック
暗黙の了解を破る~アイデン&ティティ

第3章 仕事を作るセンスが育み方
1 少年時代の「質素」が形になるまで
一人編集長~怪獣スクラップ
自分の塾の大切さ~DTF
デビューと初期作品~オレに言わせりゃTV
糸井重里さんとの出会い~見苦しいほど愛されたい
まだないことを描く~カリフォルニアの青いバカ

2 たどり着いた仕事の流儀
見合った方法で発表する~色即ぜねれいしょん
「私が」で考えない~自分なくしの旅
不自然に生きる~グラビアン魂
安定していないふりをする~ロングヘアーという生き方
「空」に気づく~アウトドア般若心経
ぐっとくるものに出会う~シンス

第4章 子供の趣味と大人の仕事~仏像
仏像スクラップ
「見仏記」の開始
「大日本仏像連合」結成
「仏画ブーム」到来
「阿修羅展」という事件
仏像大使に任命

あとがき 本当の「ない仕事」~エロスクラップ

など、紹介できなかったことがまだまだあります

続きはぜひ本書でお読みください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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