【要約・書評】パン屋ではおにぎりを売れ

書籍

著者 柿内尚文

かんき出版

タケチ
タケチ

どうもタケチです。

今日は紹介する本は

パン屋ではおにぎりを売れ

著者の経歴
編集者
企画した本の累計発行部数は1000万分以上、
10万部を超えるベストセラーは50冊以上に及ぶ。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

「感情や情報に惑わされず、冷静な視点を持ちたい」

「どうしても自分の考えに自信を持てない」

「いいアイデアを見つけたい」

と思っている人に本書はうってつけです。

本書はいろんな考える技術を紹介しています。

考える技術さえ身につければ、仕事、人間関係、恋愛、お金、家族のことにも

応用でき、活用することができます。

考える技術は、人生をよりよくするための武器でもあるのです。

それでは、書評をしていきましょう♪

要点

・パン屋がおにぎり開発をすることで新しい価値を生み出せる。
 要は既存のことだけをするのではなく、考え方をずらしていくことが大切である。

・頭のいい人は「勉強の技術」を知っているから、効率よく勉強できている。
 考える技術を持つことができれば、効率よく考えがまとめられる。

・いい人のままだと、相手からの提案をすべてに「イエス」と答えてしまう。
 細かいことでも否定することが大事になっていく。

目標達成には「考える力」が必須となる

「考える」は、お金があるなしに関係なく、

地位や立場に関係なく、

誰でもできるすごい武器なのです。

パン屋ではおにぎりを売れ かんき出版 柿内尚文

目標を達成したいのであれば、考えることが必須となってきます。

そして、「考える」には技術が必要になります。

ただやみくもに考えても、時間を多く無駄にしてしまいます。

ゴールの方角がわからずに走っているのと一緒です。

パン屋はイノベーションが得意?

タイトルをみて、「何でこんなタイトルにしたんだろう!!」って思いませんでしたか。

なぜ、パン屋でおにぎり?

著者曰く、新しい価値を生み出せるからだそうです。

パン屋は多くのイノベーションを起こしています。

あんぱん、メロンパン、焼きそばパンと今では当たり前ですが、

かなり挑戦的だと思いませんか。

アイデアは待っていても降ってはこない

アイデアとは、待っているだけで降ってくると思っていませんか?

僕もそう思っていました(笑)

散歩しているときにふとアイデアが降ってきたことがありましたが、

それは、常に考えるようにしているからだと思います。

アイデアの良し悪しは別にしてですが(笑)

本書では、アイデアを生み出せるのは特別な能力、スキルを持った人では

必ずないと言っています。

「考える技術」でアイデアを生み出すには3つのルールが大切になってきます。

それは、

ルール1 ゴールを決めること
ルール2 インプットして現状を整理する
ルール3 考える=「考えを広げる+考えを深める」

です。

ちょっとわかりにくいので解説していきましょう。

ルール1 ゴールを決めること

たとえば、英語で外国人と会話したいから勉強しようとします。

しかし、調べれば調べるほど、勉強すればするほど

文法が多く、覚える単語も多いため

先が見えずに、果たしてこのまま話せるようになるのかと

疑問を持ち始め、最終的には挫折してしまいます。

ざっくりとした例えですが、なんにでも当てはまります。

ではどうするか?というと

ゴールを設定するのです。

話せるスキルでも幅が広すぎて

ざっくりしすぎています。

目標は日常会話なのか?

それとも、議論までできるような会話がしたいのかで

覚えるべき単語や文法が変わってきます。

ゴールを決めないと、いくら走っても

方角がわからず、迷子になってしまいます。

ルール2 インプットして現状を整理する

ゴールを決めたら、次に必要になってくるのが

課題を決めることです。

ゴールまでの道のりは必ず平たんではありません。

Aさんとのデートがゴールと仮定するとき、

まず、Aさんに自分を知ってもらうことが必要になってきます。

いくら自分を磨いてイケメンになろうとも、相手に知ってもらわなければ

意味がありません。

ここでの課題はこうです。

「Aさんが自分に関心がない」です。

ここでAさんの興味の持っていることの情報を収集して

インプットをし、必要な情報をそうでない情報を整理し、

何とか話だけでもできるようになることからです。

何が言いたいかというと、何事も情報を集めて、整理する必要があります。

集めた情報の中には、あまり効果がなさそうな情報も含んでいるからです。

ルール3 考える=「考えを広げる+考えを深める」

考えるというのは、本書では「考えを広げる」+「考えを深める」

という2つの要素で説明しています。

本書では、「考えを広げる方法」、「考えを深める方法」を6つずつ紹介されています。

それは以下の通りです。

・考えを広げる方法

・「かけあわせ法」
 →スティーブ・ジョブズも使っていた新しいものを生み出す方法


・「数珠つなぎ連想法」
 →既存のモノに新しい魅力、価値を発見したいときに

・「ずらす法」
 →どんづまりの課題を解決したいときに

・「脱2択」
 →選択に迷ったら

・「まとめる法」
 →小さなことを価値に変換できる方法

・「あったらいいな」
 →思いや夢を実現したいときに

・考えを深める方法

・「360度分解法」
 →「いいところ」「強み」が見つかる

・「ポジティブ価値化」
 →弱み、短所を強み、長所に変える

・「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」
 →説得力がグッと高まる方法

・「正体探し」
 →人の心の中にある見えない心理を見つける

・「キャッチコピー法」
 →たくさんの人に魅力を届けたいときに

パン屋ではおにぎりを売れ かんき出版 柿内尚文

まとめ

目標を達成するには「考える技術」が必須になってきます。

考える技術は誰にでも身につけることができます。

しかし、それにはコツが必要になってきます。

本書では、3つのルールで説明しています。

ルール1 ゴールを決めること
ルール2 インプットして現状を整理する
ルール3 考える=「考えを広げる+考えを深める」

です。

ルール1 ゴールを決めること

ゴールを明確に決めないと、行動を起こしているときに

方角がわからなくなってしまいます。

最終的には何を目指していたのかもわからなくなってしまいます。

ルール2 インプットして現状を整理する

ゴールを決めた時に、ゴールの手前に関所となる課題を作ります。

そして、その過程で調べていって増えた情報を

必要な情報とそうでない情報と整理します。

ルール3 考える=「考えを広げる+考えを深める」

ゴールを決め、情報を整理した後は、それをもとに

考えを広げ、考えを深めることがアイデアをいいものにすることができます。

本書は考える方法をいくつも分かりやすく紹介しています。

内容はぜひ、読んで確かめてみてください。

本書の目次
はじめに
この本のトリセツ

第1章 「考える」について最初に知ってほしい3つのこと
1 考える=「広げる」+「深める
2 「考える」と「思う」は全くの別物
3 考えるには「論理的に考える」と「非論理的に考える」がある
コラム1 人類の長年の課題「習慣化」

第2章 「考える技術」で未来は変えられる
普通だったものが、ちょっとしたことですごく魅力的なものに生まれ変わる!
「考える技術」はまだまだブルーオーシャン!
「考える」には邪魔ものがたくさんいる!
東大出身者の多くは「勉強の技術」を身につけている
「考える技術」で人生を楽しくしよう!
コラム2 失敗は最強のインプット

第3章 「考える技術」を思い通りに使いこなす
アイデアは浮かんでくるものではなく、作るもの
ルール1 ゴールを決める
ルール2 インプットして現状を整理する
ルール3 考える=「考えを広げる+考えを深める」
考えを広げる方法1/6 「かけあわせ法」
考えを広げる方法2/6 「数珠つなぎ連想法」
考えを広げる方法3/6 「ずらす法」
考えを広げる方法4/6 「脱2択」
考えを広げる方法5/6 「まとめる法」
考えを広げる方法6/6 「あったらいいな」
考えを深める方法1/6 「360度分解法」
考えを深める方法2/6 「ポジティブ価値化」
考えを深める方法3/6 「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」
考えを深める方法4/6 「すごろく法」
考えを深める方法5/6 「正体探し」
考えを深める方法6/6 「キャッチコピー法」
コラム3 難しいから自分がやる

第4章 頭の中をクリアにする「思考ノート」のつくり方
真っ白いノートに考えたことを書いていくことのすばらしさ
すごい人はなぜノートに書くのか?
ノートを使えば、「仕事がつまらない」も変えられる
実践!思考ノートのつくり方
ノートのもうひとつの強み「思考貯金」
ホワイトボードでみんなの頭の中を見える化
コラム4 「熱狂して生きろ!」に惑わされない

第5章 「考える技術」がさらに上がる習慣
頭だけで考えた「ロジカル仮説」は間違えることがある
オリジナル=マネ×マネ×マネ
いい人のままだと、いつまでたっても思考は二流
人も頭を使わせてもらう
「考える時間」をスケジュールに入れる
「考える練習」=「シコ練」をしているか?
「考える時間」をマシマシに!
「シンキングプレイス」=思考が生まれる場所をつくる
おわりに

パン屋ではおにぎりを売れ かんき出版 柿内尚文

など、紹介できなかったことがまだまだあります

続きはぜひ本書でお読みください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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