こんにちは、竹チです。
今日は「SF小説のおすすめな読み方」についてお話ししようと思います。
ちなみに僕はいろんな物事をゲームのドラクエに例えて話すので、知らない人はスルーしてくださいね(笑)
SF小説って読んで人生で得することってあるの?
確かに娯楽要素は多いけど。でも面白いだけでなく空想科学が何に役立つかを説明していこう。
SFの定義とは?
サイエンス(S)、フィクション(F)=科学の小説…ではないよ。
ではなぜサイエンス(S)、フィクション(F)と呼ばれているかというと科学時代の科学の力を意識した小説だからだ。
当然今僕たちが生きている時代は科学時代にあたる。
どんなに科学を毛嫌いしている人もその恩恵を受けている。拒否をすることは僕たちにはできない、というかよほどの変人でない限りできない。
科学の時代がなくなれば、当然現代の社会・文明社会が成り立たない。電気・ガス・水道・スマホ・インフラ・食料・住居などなど…と上げればきりがないね。
仮に一つでもかければ、人は不満になり、不便さを感じる。すべてがなくなれば世界は300年前の生活まで後退することになる。
SFのパターン
SFというジャンルは何でもありだよ。チートの技術を使いたい放題だ。
でも、その技術はあり得ないとは完全には否定できないよ 。
例えば、江戸時代の人が今現代の生活を見たら夢だと思うんじゃないかな。
小説の中の技術は少なからず可能性をはらんでいるんだ。
それでSFには大体7パターンくらいにわかれるよ。
宇宙SF
ロボットもの・未来社会の設定もの
未来SF
ロボットもの・未来社会の設定もの
超能力SF
ミュータントもの(スパイダーマン・X-MENといえばわかりやすいかな)
時間旅行SF
タイムトラベル(ドラえもんの道具のタイムマシーンだね)
次元SF
パラレルワールド(ドラクエ6でいう上の世界・下の世界…わかりにくいかな(笑) ようは今とは別の世界があってその世界にもう一人の自分がいる感じだね)
その他
そのまんまの意味で(笑)ショートストーリーものが多いかな
あらゆる面の考える力が身につく
SFで考える力が身につくのかよ!!
所詮作り物だろ!!
そうだね。たしかにSFは所詮作り話だけど、考えれば実際できないことを小説の中で実験できるんだ。
SFのすばらしいところは、現実ではできない大規模な社会実験や状況の設定を自由自在に変えられることだ。
もちろんそこでの登場人物は今の僕たちとあまり変わらない道徳観があり、かなりリアルに表現できるから参考になるんだ。
地球滅亡もの
SFの中でも定番中の定番で、大戦後のものから始まって地球の寿命が尽きるところを書いたものがある
ここでは地球滅亡を個人に例えてみよう
地球の滅亡は世界の人々が一人残らず消えていなくなることだよね
もちろん自分の思考も停止して感覚さえなくなる。
それって地球の死 == 自分の死になるんじゃないか
自分が何も感じなくなったら世界はなくなったと同じだからね。
そのことを踏まえて恐怖を感じたら何かを残すために好きなことに力を注いだらいい
ざっくりしてると思うけど(笑)。要は人生は楽しんだ勝ちなんだ。
人だけとは言わず、生物は生まれながらにして死の宣告されているからね。
生きていくうえで何に重点を置くか、つまらない時間で大半を過ごすのはもったいないと感じるようであれば、それを打開するためには行動が重要だ。
地球外生物もの
生きていくうえで分かり合えない人は少なくない。地球外生物がいたら絶対に人の倫理観や道徳観は分かり合えないと思うんだ
それは、現状生きている僕たちの世界にも当てはまる。分かり合えない人は絶対に誰のそばにも一人くらい入るものだ。外国の人に言葉が通じないのと同じように。
でもそれは仕方がないと割り切るしかない。僕がSF小説で学んだことは、その生物が僕に対して敵対的なのか、友好的なのかで対応が変わる
友好的な場合はもちろん何の害もないので付き合うが、敵対的の場合は基本的にかかわらないようにする。だけど攻撃されたときは徹底的にたたくけどね(笑) これは戦略的には最適解だ
謎解きもの
SF小説は謎であふれかえっている。主人公たちが超能力を使えたり、宇宙人が侵略してきたり、タイムマシーンで過去や未来に戻ったり、進んだりとどう考えても理屈がわからないし説明もあやふやだ。
だけど待てよ!!今現代も謎に包まれている要素は多い。
僕は所詮人間で生きたとしてもせいぜい100年ぐらいだ
科学の教科書で進化論といわれてもあまりピンとこない。イラストでA→Bに進化して変わったと描かれているがよくわからない。
なぜなら僕の生きてきた中で進化した生物は一匹としていないからだ。 そういろいろと考えていく中で自分なりに解釈を見つけて考えをつなげていくことで何事にも考える力が身につく
情報の骨格を肉付けができる
骨格ができていても何の役にも立たない。動かすための筋肉やその他の器官がないからだ。
結果だけ覚えていても仕方がない
これはSF小説に限らないことだけど、話の入り口と出口を覚えていても何も知らないと同じなんだ。わかりやすく言うと学校の歴史の授業のことを思い出してほしい、学校ではもちろんテストで点数を取るために物事を暗記するのだけど、それはその場でしか使えない情報に過ぎないんだ。
なぜかというと歴史の年号と戦の結果だけでは、なぜ勝ったのか!!の前後の話がないからだ。ここでいう骨格というのは、戦の年号と結果としよう。 それで肉付きの作業は話の前後、そもそもなぜ戦が始まったのか。
空白を埋める作業をする
先ほどの話の流れで例えば第2次大戦の日本で考えよう。映画や漫画では悲惨さが多く描かれているし、自伝物でも悲惨だと書かれている。
でも、その悲惨な中でも平穏な日常はなかったのかというとそんなこともない。
それが描かれたのが「この世界の片隅に」だ。
僕が学校で戦時中の日本のことを学んでいたときどうもピンと来なかった。だってその時の僕は友達も居たし、平穏の日常を送っていたからどうもそんなことがあったなんてあまり想像できなかった
でも、「この世界の片隅に」を観てから、あの時代と今とではやっぱり地続きでつながっていたんだな思った。それが例えフィクションだとしてもその世界で生きている人のことを考えることで、世界観がリアルになっていくもんだ。
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