著者 橘玲
文藝春秋
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どうもタケチです。
今日は紹介する本は
臆病者のための億万長者入門
著者の経歴
作家
![仲間A Lv11](https://i0.wp.com/take-levelage.com/wp-content/uploads/2020/01/take.png?w=1256&ssl=1)
「どうしたらお金持ちになれるのか?」
「どうしたら生活に余裕が持てるのか?」
「老後の年金問題が心配だ…」
そんなことに悩んでいる人に本書はオススメです。
誰でも間違いさえしなければ、億万長者になれるかもしれない。
どうやってかって?
3つ方法があると本書を述べている。
それは、
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 資産を上手に運用する。
ということだ。
実に当たり前のことだって言いたくなる気持ちはわかるけど、
これが意外にできていないことが多い。
この世は他人からお金を取りたくてしょうがないヤカラが多い。
気づかないうちに自分のカモになっていることがある。
しかし、その話は後程、
では、さっそく書評をしていきましょう♪
要点
- お金持ちの方程式 「期待資産額=年齢×年収/10」だ!!
- お金持ちの計算式 総資産=収入―支出+(資産×運用利回り)
- 長く働けば年金問題は無くなる。
- 宝くじ=税金
お金持ちかどうかを知るための方程式
あなたはお金を貯める習慣がありますか?
いくら年収が良くても、資産がなければお金持ちにはなれません。
人は年収が上がるにつれて、生活レベルも上げてしまうものです。
ここで、お金持ちになれるかどうかの方程式があります。
それは、
「期待資産額=年齢×年収/10」です。
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なんかシンプルだね。
例えば、30歳で年収400万円であれば、資産額1200万円となります。
これに純資産(金融資産や不動産資産の時価総額から住宅ローンなどの負債を引いたもの)
が期待資産額を上回っているなら、「おめでとう」あなたは優等生だ。
これよりも低ければ「ざんねん」あなたは劣等生となります。
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ちなみに僕も劣等生だな~(笑)
この方程式は、アメリカの典型的な億万長者が
ニューヨークの一等地ではなく、
労働者階級のありふれた家に住んでいるという発見にもとづいている。
どういう人が億万長者かって?
お金をあまり使わない人だ。
理由は当然、「お金を使えばお金は貯まらない」からだ。
アメリカの金持ちは質素な生活をしている
アメリカの金持ちはとても質素だ。
彼らは安物のスーツを着て、
頑丈だが燃費のいい車を乗りつぶし、
周囲は誰も彼らが億万長者とは気づかない。
収入の10~15%を貯蓄に回す倹約を続けていれば、
誰でも彼らのような億万長者になれる
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だけど、さっきの方程式は普通のサラリーマンじゃ倍ぐらいの収入がないと
成り立たないような気がするけど
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一人が無理なら、夫婦二人で働けば達成できる。
日本では、まだ専業主婦はいるけど、ほかの先進国ではありえないと思うらしい。
やはり、専業主婦は時代にあってこない。
家事が大変なのはわからなくもないが、「家事は分担にしましょう」って話し合った方がいい。
それでも難しければ、家電という文明の利器を使うことをオススメする。
値段は高いが、両方が働くことですぐに金額を回収できる。
って話がそれちゃったね(笑)
お金持ちになる計算式
お金持ちになりたければ、稼いだお金を出さなければいい。
お金持ちの計算式は、
総資産=収入―支出+(資産×運用利回り)で決まる。
いくら収入が良くても、散財していれば、
残るのはレシートか請求の明細書ぐらいだろう。
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姉ちゃんとのいい思い出も残るけどな
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…。
しかーし、いくら節約していても、やはり限度がある。
ここで注目したいのは、資産だ。
もちろん若いうちは、金融資産がない。ではどうするか?
ほかの資産を使う。
それは、「自分の人的資本」を上げることを考える。
これは自分の仕事の価値や専門性を上げることを意味する。
そして、次に人的資本を運用する期間を長くすることだ。
長く働くことで年金問題は無くなる。
そもそもどうして年金のほかに資金が必要なのか?
それは、仕事を引退し隠居生活になったことで
貯金を切り崩しつつ生活するのは無理だからだ。
なぜ無理なのか?
僕たちは非常に長生きするからだ。
仮に60歳まで働いたとしよう。
日本の平均寿命は男性で81歳、女性で87歳だ。
平均寿命が短い男性であっても、21年働かずに年金だけで食べていくのは難しい。
それならば、長く働けば働くほど労働市場から得られる友は大きくなる。
あなたが手に職を持っていて、
退職後でもそれを活用して月額20万円の収入を得られるとしよう。
1年間の総収入は240万円だから、
定年後の60歳から10年働けば2400万円、単純な計算だが、
働けば働くほど、年金問題は存在しなくなる。
宝くじは「愚か者に課せられた税金」
始めにいっておくと、宝くじを買う人は資産運用に成功できない。
宝くじの一番の魅力は、大金を手にするのに何の努力もいらないことだ。
当選者は特別な知識や才能を持っているわけでもなければ、
艱難辛苦(つらい思いをすること)を経たわけでもなく、
ただ運がいいだけだ。だったら、
同じ”ふつうのひと“である自分に同じ幸運が訪れたとしても何の不思議もない。
このようにして私たちはほとんど起こらないことを、
あたかも頻繁に起こるかのように錯覚してしまう。
人は確率的な出来事を正しく把握するのが苦手なのだ。
人は楽観的で常に自分が世界の中心だと思っている。
宝くじの1等が当たる確率というのは、
0歳児から100歳まで毎回3万円購入したとしても99.9%外れる計算となる。
だけど、当たる人は確実に存在する。
それは近くの売り場で、当選したかもしれない。
それならば、「次は俺が当たるかも」って思うかも…だが
期待は裏切られ続ける。
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夢がない言い方だけど、
人生とは残酷なんだ。
知らんけど(笑)
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なんだそれ。
損をしながら「生命保険で貯金する」
宝くじは当たったことに対して、うれしい思いをするが、
生命保険はその逆で当たったことは不幸に思う。
本書では、”不幸な宝くじ”と呼んでいる。
保険会社の生命保険の商品で、多くの人たちは「掛け捨ては損だ!!」
と思っている人は少なくないだろう。
終身保険や養老保険、個人年金保険は貯蓄型保険と呼ばれる。
その仕組みを簡単に言うと、
1枚300円の宝くじ代金を500円に値上げして、
差額の200円をためておき、
何年(何十年)経った後に経費を差し引いて払い戻すのだ。
貯蓄型という言葉が追加したことによって、掛け捨ての部分は見えずらくなる。
しかも、保険をカバーしてくれるのとおまけに貯蓄まで管理してくれるのだから。
だけど本当に心配なら、掛け捨てにして、
自分で貯蓄したほうがお金は増えることはないが
余計な手数料を払わずに済む。
まとめ
お金持ちになりたいのであれば、「期待資産額=年齢×年収/10」の数値に
できるだけ近づくことが大事になってくる。
何を買うのにもケチりすぎるのは良くないが、
自分が本当に必要なものか自問自答しながら買わなければ、当然お金はたまらない。
総資産=収入―支出+(資産×運用利回り)を心掛け、
資産を増やしていくことが大事になっていく。
そして、宝くじや貯蓄型保険には手を出さないことが望ましいだろう。
どんなに言葉巧みに説明されても、
誰もが他人のお金のことを真剣に考えたりしないものだ。
本書の目次
第1章 資産運用を始める前に知っておきたい大切なこと
1:億万長者になるのは簡単だ。
2:年金問題は個人的に解決できる
第2章 「金融の常識」にだまされないために
3:宝くじを買う人は資産運用に成功できない
4:「不幸の宝くじ」生命保険の正しい考え方
5:金融商品は「理不尽な買い物」
第3章 臆病者のための株式投資法
6:日本株の暴落をどうやって”的中“させたか?
7:「未来を知ることができない」からこそ有効な投資法
8:臆病者にとって最適な投資戦略とは
9:なぜ株式投資に失敗するのか?
第4章 為替の不思議を理解する
10:年利13%の定期預金はどうですか?
11:外貨預金に為替リスクはない
12:FXでふつうのオバサンが億万長者になった理由
第5章 「マイホーム」という不動産投資
13:「マイホームと賃貸、どちらが得か」に決着をつける
14:私たちはなぜ不動産にこころを奪われるのか?
第6章 アベノミクスと日本の未来
15:年金はこれからどうなるのか?
16:日本の資産運用はどうあるべきか
17:「国家破産」は怖くない
終章 ゆっくり考えることのできる人だけが資産運用に成功する
他に面白かったところ
- 「買い物で損をする」という理不尽な体験
- ウマい話どこにもない
- 専門家は素人にかなわない
- 個人はリスク体制の最も低い投資家
- 世帯数よりも住宅が多い国
- サラリーマンは惜しみなく奪われる
など、紹介できなかったことがまだまだあります
続きはぜひ本書でお読みください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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