著者 アンドリュー・O・スミス
桜田直美 訳
SB Creative
![タケチ](https://i0.wp.com/take-levelage.com/wp-content/uploads/2020/01/tomohirotakeisi.png?w=1256&ssl=1)
どうもタケチです。
今日は紹介する本は
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
著者の経歴
MBA・法務博士
![仲間A Lv11](https://i0.wp.com/take-levelage.com/wp-content/uploads/2020/01/take.png?w=1256&ssl=1)
「どうしたらいつも働いているのにお金が貯まらないのか?」
「将来結婚を考えているけど、今の貯蓄で大丈夫だろうか?」
「将来設計の立て方がわからない。」
「投資でお金を増やせるって聞くけど、損もしそうだしどうしようかな?」
そんなことに悩んでいる人に本書はオススメです。
本書はタイトルである通り、「高校生が学んでいる」
つまり、お金に関する基本のことが書いてある。
でも、その基本が僕にはわからなかった。
だって日本ではそんなこと教えてもらっていないからだ。
僕たちはお金について何の情報も得ないまま、働き始め
お金を手に入れ、好きなものを買い、散財し
時にカモられる(笑)。
でも、僕たちは立ち上がり、実戦で学習していく…が、
早く教えてくれれば、回り道をしないで済んだのに…
本書は、これからを生きるうえで必ず役に立つお金の基礎知識が詰まっている。
読む場所によっては、「当たり前だろう」って思うことが
書いてある。
しかーし!その当たり前ができていないからお金が貯まらないんだ。
本書は年齢にかかわらず読んでほしい。
人生で重要なのは、就職・貯金・支出・借金・投資・保険・税金・老後だ。
今回は、貯金・支出・借金・投資について紹介しよう。
自分のお金は自分で面倒を見るしかないし、
自分の決断が自分の未来を決めるのだ。
では、さっそく書評をしていきましょう♪
要点
・貯金をしたいなら、お金が入ったらすぐに分ける
・毎月の支出を即答できるようにする。
・クレジットカード・住宅ローンは借金だ。
・投資でハイリターンなモノはギャンブルだ。
貯金(余ったお金を貯める習慣があるか)
今日お金を使わないということは、
明日お金を使う能力が手に入るということを意味する
(この場合、「明日」は「来月」でもいいし、
「来年」でも「10年後」でもいい)。
つまり貯金とは、支出を先延ばしするということでもある。
今使わずにいれば、将来お金が必要になった時に使えるということだ。
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そんなこと知っているって?
でもなんで、貯金ができていないのだろう。
将来のことは誰にもわからない。
もしかしたら、明日にはまとまったお金が必要になるかもしれないし
収入が下がって、必要になるお金を貯金から頼ることがあるかもしれない。
僕たちは目先のことは深く考えるのに、未来のことに関しては楽観的だ。
貯金とは、将来の支出に備えることだ。
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知ってはいたけど、やってこなかったな…
貯金が確実にできる方法
やり方はシンプル。
給料が入った時、速攻で貯金分を切り離すことだ。
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それだけ?
ここで重要なのは、「入った時にすぐ」なんだ。
これをめんどくさがってはいけない。
最終的に余ったお金を貯金に回せばいいと思っている人はあまい!!
なぜなら、最終的に残ったお金は貯金分に回そうとした金額よりも
低くなる可能性があるからだ。
会社に給与天引き貯蓄プランがあれば、活用する
給与を出すときに、会社が事前に貯蓄金額を分けてくれる制度です。
加入者は任意で、自分の決めた金額を毎月給与天引きされ会社がその金額を
金融機関に送金してくれる。
メリットとしては、いったん始めると、会社を通さないとお金をおろせなくなる。
会社に言わなければ、お金をおろせないとなると、
めんどくさい。
結果として、お金が貯まる。
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でもこの制度をやっている企業は少なくなっているみたいだから
あるのであれば、活用してみよう。
支出(毎月の生活の予算を把握する)
みなさんは、毎月の支出金額を把握していますか?
この金額を知らないと貯金の計画も難しくなります。
毎月の貯金金額を設定していても、
月末に近づくにつれて、お金が無くなってしまっては
お金をおろす必要があるからです。
このサイクルでは確実にお金はたまりません。
っというかそもそも、貯金できる金額があるのかもわかりません。
数円単位で家計簿をつけようとはいいませんが、
少なくても、数万単位で支出を常に把握することが重要となってきます。
支出を減らすには家賃を下げるのが手っ取り早い
支出を減らしたいのであれば、家賃にお金をかけすぎないのが一番手っ取り早い。
理由は簡単。
家賃とは、支出の大体20~30%を占めるからだ。
これ以上にお金をかけているのであれば、考える余地はある。
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でも、大きな家に住みたいじゃん。
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わからなくもないけど、
そういう考えの人はお金が貯まりにくくなるよ。
仮にほかのところで、支出を抑えるとなると日用品や食費だ。
日用品を今使っているものから、安いのに下げたとしてもたかがしているし、
食費をケチった結果、栄養が偏り、身体を壊して病院送りは本末転倒だ。
基本は大きなところからメスを入れることが重要になってくる。
借金(お金を借りるときは利息を意識する)
大事なことは、
クレジットカード・住宅ローン・奨学金は全て借金であるっということだ。
借金とは借りたお金を借りた金額で返すのではなく、
必ず利息を払わなければならない
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うまいこと考えたやつがいやがるぜ。
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利息とは貸す人がその人を信用する、対価みたいなものだね。
そもそも、信用しない人にお金は貸さない。
帰ってこない可能性があるからね。
お金は利息を稼ぐことができるので、
明日手に入るお金よりも、今日持っているお金の方が価値はある。
これはお金の「時間価値」という。
重要なのは、金利と複利の仕組み
どんなローンであっても、借りたお金の利用料を払わなければならない。
この利用料が「金利」だ。
金利はたいてい、「年に○○%」という形で表される。
借りたお金の全額は「元本」と呼ばれ、
元本に利率をかけた額が利息だ。
例えば、利率が年12%で、元本が10000円、
返済期間が1年の場合、一年後に支払う金額は11200円になる。
しかし、この計算は単利の計算だ。
金融機関では複利で計算される。
複利とは、利息が上乗せされた金額に、さらに利息が付く計算となることだ。
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何言ってるんだ?
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…。
さっきの計算でいうと、1か月目の利息は100円になる。
2か月目から100円を含む形で、利息が増えるってことなんだ。
複利で計算すると、元本10000円は最終的には11268円となる。
単利の計算と大して増えてないように見えるけど、金額が大きくなればなるほど、
複利の恐ろしさがわかってくる。
投資(長期戦を覚悟する)
最初に貯金とは、お金を使わないことではなく、お金を使うのを遅らせることだ。
今使うか、それとも後で使うかの違いでしかないと、
説明した。
貯金とは当然働いて稼いでいるときにしか、増えない。
でも後で使うのであれば、使うまでの間にお金に働いてもらうことができる。
それが投資だ。
投資はさっき説明したような「複利効果」で増えていく。
投資は長期で考える
投資は長期で考える必要がある。
安全な投資ではリスクは少ないが、リターンも少ない。
逆に危険な投資はリターンが大きいが、リスクも大きくなる。
大きなリターンを狙うのは、ほぼギャンブルになることを覚えておいた方がいい。
投資では一発あててやろうと思わないことだ。
重要なのは、うまい話はあなたには来ない。
もちろん、僕にも来ない。
長期でじっくり積み立てていくことだ。
まとめ
日本では、お金の教育をしてこない。
しかも、友達とお金の話をしていると、お金に関してきたないと思われかねない。
お金のことは自分で勉強をするしかない。
就職・貯金・支出・借金・投資・保険・税金・老後が重要になってくる。
そして、貯金・支出・借金・投資について説明してきた。
大切なことは4つ
1:お金の管理はシンプルに
2:質素に暮らす
3:借金をしない
4:うまい話は疑う
ってことだ。
以上。
本書の目次
1:お金の計画の基本
2:お金とキャリア設計の基本
3:就職、転職、企業の基本
4:貯金と銀行の基本
5:予算と支出の基本
6:信用と借金の基本
7:破産の基本
8:投資の基本
9:金融詐欺の基本
10:保険の基本
11:税金の基本
12:社会福祉の基本
13:法律と契約の基本
14:老後資産の基本
他に面白かったところ
・購買力を下げる一大要因
・報酬の額はどうやって決まるのか
・副業 一生食いっぱぐれない働き方
・使ってはいけないローン
・保険とは何か
など、紹介できなかったことがまだまだあります
続きはぜひ本書でお読みください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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