著者 セス・スティーブンズ＝ダヴィドウィッツ
酒井秦介 訳
光文社
どうもタケチです。
今日の紹介する書籍は、
誰もが嘘をついている ～ビックデータ分析が暴く人間のやばい本性
著者の経歴
・ハーバード大学で経済学の博士号を取得
・グーグルのデータサイエンティスト、
ペンシルバニア大学ウォートン校の客員講師
こんな人におすすめ
・ビックデータは何の役に立つのかわからない人
・人の本性が知りたい人（笑）
そんなあなたにぴったりの書籍です。
この本はグーグル検索のデータを使って人のウソから
人種差別、ヘイト、児童虐待、性的思考など
様々な社会現象の真相を探っているものです。
性格が曲がりそうな本だね。
そうかも、でも面白い本だよ。
いかに人が言ってることとやってることが違うかわかるよ。
では、書評していきましょう♪
要点
- 男女間の付き合いで気にしていることは全然違う。
- 暴力的な描写の映画は犯罪の増加に関係ない
- データを取るにあたっての注意点は質より量だ。
「データは口ほどにモノをいう」
人々が情報を求める検索は、それ自体が情報なのである。
人々が何かの真実、発言、ジョーク、場所、人物、物事、
あるいはヘルプについて検索するとき、
それは彼らの本当の考え、望み、あるいは恐れについて、
どんな推測よりも正確に明かすものとなる。
語句を検索入力する日常の一コマには小さな真実が含まれおり、ちりも積もればやがて深遠な真実があらわになる。
人は友達と恥ずかしい相談をするよりも、
グーグルに相談することが多いんだ。
確かに身近にあるし、恥ずかしいのは嫌だしね。
これによってさまざまなことがわかる。
例えば、男女間の調査によると、
結婚生活における性生活について、グーグル上で検索されたワードは
「セックスレス 結婚」の検索回数は、
「不幸 結婚」の3.5倍、そして、「愛のない結婚」の8倍も多い。
それだけではない、
初めてのデートの会話で相手が自分に関心を持ってくれているのかもわかる。
それは疑問符だ。
データ中に会話が質問だらけだったら、男女のいずれも相手に関心がない証拠だ。
関心持ってるように感じるけど…
これが2回目以降であれば、こういう会話になるけど、
初めてとなるとそうではないんだ。
大半の質問は退屈している証である。
はじめての相手で会話に困ったらどうする？
「ご趣味は？」「兄弟はいるの？」とか会話にかなり行き詰った時のセリフだ。
お見合いの時の会話みたいだね。
「男と女では自分の体で気にしていることは全然違う」
男が自分の体の部分で最も検索していることは多分男ならわかると思うけど、
男性器だ。
しかも、ほかの体の部分の検索した合計数よりも多い（笑）
男って単純だな（笑）
内容は当然、男性器のサイズを気にする。
性の悩みでもそうだ。ぶっちぎりだ（笑）
相手に小さく思われないように必死だ。
では、女性は気にしているかと思えば、検索していない。（笑）
全くとは言えないけど、ランク外だね。
男ってバカだな。
では、女は何について検索しているかというと、
男と同じ、性器についてだ。
男でも女でも検索される体の部分は一緒だけど、
相手のものに関しては全くと言って検索されない。
結局同じ穴のムジナか…
…（笑）
「暴力映画は犯罪を誘発しない」
暴力映画・ゲーム・アニメは犯罪に影響があるのか？
結果としてはそんなことはない。
そもそもこの考え方はばかげているよ。
こういうことがささやかれる原因は、
暴力的なシーンをマネした犯罪が起きてからだと言われている。
でも、ちょっとは影響してそう…
そんなことはない、犯罪を犯す人のただ模範にされただけだ。
そのシーンがなくても別の方法で犯罪を犯す人は犯すよ。
すべてはデータが証明している。
人気のある暴力映画が公開され、
無数の米国人が残虐な犯罪シーンを目にしている週末には、
犯罪は大きく減っていたのだ。
この意外かつ不可思議な結果に接した第一印象は、
研究に不備があったのではというものだろう。
だが分析過程を見直しても何の問題もなかった。
次に思い浮かぶ理由は別の変数が
こうした結果をもたらしたのではというものだろう。
そこで彼らは、季節との関係を検証してみた。
無関係だった。天気が怪しいとも思った、これも関係なし。
減った原因は何だったの？
結論だけ言うと、映画監視暴力的な人たちを
映画館に縛り付けたおかげだったんだ（笑）
暴力事件が起きるのは、主にクラブやバーが高い。
それに、クラブやバーにはお酒はつきものだけど、映画館にはお酒は売っていない。
だから、暴力事件が起こる可能性が減ったってことなんだ。
「データを扱うときの注意点」
個人でデータを取るときには注意がいる。
あまりとらないけど…
例えば資格を取りたくてどれくらい勉強すればいいのか
勉強時間で逆算して予定を立てるときとかあるでしょ？
僕は常に無計画だから（笑）
……。
勉強して覚えることが目的なのに、時間にとらわれることがある。
しっかりやっても、だらだらやっても過ぎた時間は一緒だからね。
だらだらと勉強してきた時間の合計が、
試験を合格できる勉強の時間と比べても無理があるでしょ。
自分のオフィスで白い小さな万歩計を郵送で受け取った。
一日に何歩歩いたかを教えてくれるこの道具が、
運動に対するやる気をどう書き立てるのかを調べることが目的だった。
だがそれから起きたことは、「ビックデータの悪夢」だった。
チャンスは万歩計の数字を増やすことにすっかり夢中になり、
自宅でも職場でも、むやみやたらに歩き回り始めた。
…バカの子なのかな。
怒られるぞ。
でもこういうことはよくある。
データを集めるのであれば、何の役にも立たないようなものも
集めて集計する必要がある。
それでないと、変に偏ったものになってしまうことがあるからね。
その他の内容
- 選挙で受かる人を当てられる。検索の前後の単語がヒントになる
- 夢判断結果の正体
- A/Bテストはあらゆる答えをくれる
- ビックデータでも当てられないもの
など、紹介できなかったことがまだまだあります
続きはぜひ本書でお読みください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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