【要約・書評】幸福の計算式 ~結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?

書籍

著者 ニック・ポータヴィー
    阿部直子 訳

阪急コミュニケーションズ

タケチ
タケチ

どうもタケチです。

今日は幸福に関する書籍の紹介をします。

幸福の計算式
結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円!?

著者の経歴は経済学であり教授だ。

経済学の分野でも幸福経済学の専門家として、

ニューヨークタイムズなどの経済紙に取り上げられている。

幸福の価値の見積もり方に関する最先端の研究をしている。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

幸福経済学って怪しい匂いしかしないんだけど!!

タケチ
タケチ

こらこら!! 

ちゃんとした学問だよ。

そもそもなんでこんな怪しい(笑) 学問があるかというと、今まではお金でも買えないものはある!!とされてきた。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

きた??

タケチ
タケチ

きた!!

実はお金による換算はできるんだ。

友人や家族、子供や健康、愛さえも!!

この学問は市場では売り買いできないものの価値を見積もることができる。

仲間A Lv11
仲間A Lv11

なんか性格悪い学問だな!!

タケチ
タケチ

それはわかるけどどうしても必要な学問なんだよ。

そもそも幸福…それ自体は、はかないことが多く、維持するためにはかなりの努力がいる。 必ずしも期待に沿うものではない。

恋人とのデートで1回目と100回目とでは情熱が違うんだ。

情熱の維持っていうのは大変だ~!!

悲しい話だけど…

仲間A Lv11
仲間A Lv11

やっぱり性格の悪い学問だ!!

じゃあ書評を始めよう!!

「幸福経済学の出した答え」

先に幸福経済学ででた人生の豊かな過ごし方をいうと結論は、

こうだ!!

「欲望が苦しみを生むこと、

幸福とは必要が十分に満たされた心の状態にしかすぎず、

心は努力と時間を費やせば鍛えられるものである」

膨大な実験結果から導いた結果は、釈迦が言っていた言葉と一緒だったのだ!

かいつまんで言うとこうだ!

幸福があることを決して否定はしなかったが、彼にとっての幸福は永遠ではない。

幸福を追求すること自体が苦しみなのだ。

ただ欲望を求めるのではなく、定期的に瞑想をし、

慈悲や思いやり、他人の幸福を望むことに行動すること。

「幸福経済学の使い方」

使い方は始めに紹介したが、これは賠償金の支払いにも役に立つのだ

サラとボブは結婚しいて10年以上になる。

たくさんの幸せな思い出を共有しているし、

結婚した日以来1週間以上離れ離れになったことは一度もない。

だが、悲劇が起こった。ボブが作業中にビルから落ちて死んだのだ。

その知らせを聞いて、皿のここをは粉々に砕け散った。

ボブの葬儀から数週間して、弁護士がさらに、夫の死によって被った

非金銭的損失についても補填されるべきだと認められ、

その額は訳120万円と言い渡された。

それは、不法行為による死亡に対してイギリスで支払われる賠償金の平均額と、

たまたま同じであった。

多分大体の人は安すぎると思うんじゃないかな。

それじゃー裁判所は何をするべきなんだろう。

それならば幸福の経済学でサラが失った幸福の度合いを測り、

それに値段をつけることはできないのか?

結果としてはできる。

全員が完ぺきに納得することはできないだろうけど、

基準を作ることは最も重要なことなんだ。

「時間が問題を解決するは本当か?」

当然だけど、僕たちの生活上いろんな出来事がある。

恋人と別れたり、家族が死んだり、自分が事故で障害を負ったりとそれはもういろいろ…

こうした辛さは、今の収入に加えてどのくらいのお金があったらカバーできるのか

そして、いつまで続くのか?

3年? 5年? 

それとも一生この辛さは付きまとうのか…?

そんなことはない。

時間は何もかも解決してくれる。

ここで二つの事柄を幸福度を比較した調査データがある。

交通事故で下半身まひに陥った人と宝くじに当たった人だ

仲間A Lv11
仲間A Lv11

相変わらず性格悪い調査だね!!

タケチ
タケチ

否定はできないね

普通の人なら交通事故で下半身まひの人の方が

明らかに幸福度は低いと思っただろうけど…

なんと、宝くじに当たった人よりも少しだけ幸福でないという結果になった。

結論は何か?

それは順応だ!!

交通事故にあった人は悲しい出来事に順応し、宝くじに当たった人はプラスの経験にも慣れてしまった。

ということなんだ。

「幸福から遠ざかる方法」

仲間A Lv11
仲間A Lv11

幸福を遠ざかる方法?

不幸になること?

タケチ
タケチ

そういうことだね。

それは、不機嫌な人の近くにいること周りの人と比べること

研究結果では幸福は伝染すると言われている。

幸せそうな人の近くにいるとなんか幸せな感じになることってあると思うんだけど

仲間A Lv11
仲間A Lv11

確かに好きなアイドルが幸せだと俺も幸せになるのと一緒か。

そして、幸せを感じることによって創造性が豊かになり、生産性が上がる。

逆に不機嫌な人の近くにいると不機嫌がうつるともいわれているんだ。

空気がなんか重くなるでしょ。

あとは周りの人と自分を比べること。

隣の芝生は青く見えて自分の立ち位置よりもいいように見えるものなんだ!!

これは永遠に続くマスのゲームと一緒でほしいマスをとっても

次の隣のマスも欲しくなる。

これが続けるかどうかで自分の人生が変わっていくんだ。

結構昔の話だけど、年末の特集だったかな?

地球上の部族や民族を訪れようっていう企画だったと思うけど

一番僕が印象で残っている会話で

ディレクターが「なぜ、町に行けば今よりも良い暮らしができるのにしないのか」

という質問に対して村長が、

「物や情報が増えることで人の欲望が抑えられなくなり、この村が滅びる」

って言葉に当時の僕は確かにって思ったんだよね

その他の内容

いろいろなものに値段をつけよう
  (友人、結婚、子供などなど)

収入が増えても幸福度は上がらない

幸せな気持ちに対する慣れ

など、紹介できなかったことがまだまだあります

性格の悪そうな研究の詰まった本(笑)だけど、

ためになることや考え方が身につく書籍になっているから、続きは本書でどうぞ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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