著者 白取春彦
三笠書房
どうもタケチです。
今日は思考法についての書籍の紹介をします。
「深読み」読書術
人生の鉱脈は本の中にある
著者は古今東西の多くの古典・啓もう書・哲学書から示唆された知恵を基礎にしてわかりやすく紹介している。
ではさっそく書評をして行きましょう♪
「人間関係で悩んだ時、迷ったときは本を読め」
本を読むことで、気晴らしになるってこと?
違う、違う!!
時代は違えど、過去に同じ悩みを抱えていた人は絶対に多くいる。
本を読んでいる習慣がある人って言われたことを論理的に考える力が自然と身につくんだ。
そして、自分の問題を整理整頓がしやすくなる。
くだらない考えとは実は「考え」といったものなどではなく、その中身は妄想や不快な記憶やいっときの強い感情だ。
それらは自分の中から自然に生まれてくるものではない。
他人が言ったことや他人の意見、他人からの視線、他人の態度、などなどを必要以上に気にし続けることから発行してくる不快なにおいだ。
要はもう一人の自分が大げさに脳内で過激に騒いでいることなんだ。
確かに、時間がたつにつれていら立ちも増大していく感じはよくある
そうそう、落ち着いて対処していけば、自分のあの言動が悪かったのか~
とかよくあるしね。
悩みがあるなら、本を読め!!
悩みの内容に基本的に時代は関係ないからね。
昔だとスマホはないけれど、人と人の対話には変わりない。
書店はまさに悩み相談所なのだ(笑)
「その本が自分にわかるものかどうかを見極めるポイント」
書籍を買うときは、書店に行くことがベストだ。
ネットじゃダメ?
ネットだと大まかなジャンルしかわからないでしょ!!
書評とか要約は参考にはなるけどね♪
しらっと宣伝ぽいぞ!!
そう一番いいのは書店まで足を運んで、立ち読み(笑)
全部読めとは言わない、ポイントは2つ
- 目次を見ること
- 書籍の一番後ろにあるあとがきを読むこと
目次はその本が書いてある言わば地図みたいなものだ。
僕はこういう道筋で内容を紹介していくねっていう意思表示。
ここが一つ目のポイント。
次はあとがきも重要!!
目次では、わからなかったこの書籍の一番の重要が書かれているからね。
それとその書籍が翻訳されているものなら翻訳解説書も読む。
ここで、文章に読みにくいなどの違和感があったらやめた方がいいかもしれない。
まとめのところで読みにくいってことは本書でも同じ書き方で書かれているからね。
「ベストセラーよりもロングセラーが重要」
ベストセラーの方がいいじゃないか?
最新だぞ!!
確かに最新のものは今の時代をとらえているものが多い。
でも一時の感情で買うのはもったいないな
ベストセラーだから悪いってわけではない。
今のSNSの時代だから紹介する人の知名度によって爆発的に売れることってあるんだ。
みんなが読んでるなら自分も読もうって何か違うと思うんだよ
もちろん情報を集めて、内容が分かったうえで買うのはいいけどね
次にロングセラーを重要だといった理由だけど
毎年本が出版される数って膨大なんだ
それなのにまだ増販されて生き残ってる本っていい本の確率は高いし、今の僕たちの生活にも大いに役立っている情報だって言える
「原因があって結果がある」
この世で最も売れている本って何だと思う?
唐突だな!!
そんなのわからないよ!!
正解は聖書なんだよ。
大体の人に聖書の中の一節で有名なものを10個教えてって言っても多分言えない。
では内容は覚えていないのかというとそんなことはない。
じゃあどうやって覚えているの?
みんなストーリーで覚えているんだよ。
ストーリーを持った文章は覚えやすい。
では、ストーリーであるはずの歴史の授業が頭に入らなかったのはどうしてだろうか?
例えばこんな感じだ。
織田信長は1560年に終わりに侵入してきた今川義元を桶狭間で破った。
そして、1575年、三河の長篠合戦で体力の鉄砲と馬防柵を用いた画期的な戦法で騎馬軍団に大勝し、翌年、近江に壮大な安土城を気付き始めた。
しかし、1582年に家臣の明智光秀に裏切られ敗死した。
どうだろう、教科書でよくありそうな文章じゃないかな
歴史の授業は基本睡眠の時間だったからな
……。
織田信長の話は有名で分かる人は少なくないと思うけど、初めて見た人は 滅ぼしたり対立したりと忙しい時代だなって感じだろう 。
この文章はストーリーになっているようでなっていない。
動機がまるで書かれていないからだ。
野望はなんだーとか、戦いの発端は?裏切られたのはなぜ?性格が悪かったのか?とか 本を読むに当たって重要なのは、原因と結果なんだ。
「情報」をいくら集めても「知識」は越えられない
今の時代情報を手に入れるのは簡単だ!!
モニターを目の前に、ネット環境を確認し、キーボードをたたき、グーグル様に聞けば
何でも答えてくれる(笑)
でもその答えは、果たして自分に合っているのかはわからない。
大きなデパートに足を踏み入れると、入り口近くに案内コーナーがあり、ほほえみを十分に練習した若い女性が、紳士服売り場は4階にあることをきれいな発音で教えてくれる。
しかし、その階に私に似合う柄の洋服があるかどうかまでは教えてくれない。
これが、情報の一つの特徴なのだ。
これは有名な店とコラボしたカップラーメンを食べるのと本場の店で食べるラーメン屋の差ぐらいある
コラボしたカップラーメンの再現度が高ければ、本場で食べる意味はないのだろうか?
そんなことはない、味だけ再現されても本物ではない 店の雰囲気、厨房から立ち込める香、具材に至ってはそのラーメンが最も合うよう調整され選ばれている 。
んー…ラーメン食べたい!!
じゃなかった!!
これが情報を知識の差なんだ
情報だけ知っていても使えなかったら知識にはならないってこと。
その他の内容
- 効率のいい「立ち読み」の技術
- 娯楽の読書も無駄にはならない
- 結論を素早くつかむ読解放
- 思考を停滞させる「危険な本」には要注意
など、紹介できなかったこと
本書を読んでスキルを身に付けてはどうでしょうか
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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