著者 橘玲
ポプラ社
本書のポイント
- 幸福は変化によってもたらされる
- お金はなぜ大事なのか
- 所有する意味、シェアでも事足りる
- 無気力になる心理
今日は僕の好きな橘玲さんの本を紹介していくよ
ちょっと前に「言ってはいけない」でベストセラーになってたよね
そうだよ、なかなか際どいことが書いてあって面白かったよ
そのうちに紹介するよ
「幸福は変化によってもたらされる」
幸福とは山登りのように上ったり下ったりと変化がないと得られない 生まれながらお金持ちで生まれてきて、死ぬまでお金に困らなかった人は
貧乏の状態から這い上がり、お金を手に入れた人に比べて幸福度は低い。これは人が、変化に慣れるのが原因だ
宝くじの当選者も同じ状態に陥る、当選したときの気持ちは有頂天だろう。
しかし、時間がたつと幸福度は落ちる。この2つの共通点はゲームのRPGで説明ができる
まず、初めからお金持ちの人は、冒険の始めからレベルが高く、敵なしの状態で 宝くじが当たった人は、始めは普通にプレイしていたのに、途中から裏技を使ったことになる。
そのまま進んでも最終ボスまで簡単に倒せてしまい、ゲームとしてはつまらないものとなってしまったのだ
「お金はなぜ大事なのか」
お金が大事な理由は、お金から自由になることだからだ。
先ほどは、お金は幸福度を上げないといったが、お金がなさ過ぎても問題なのだ
要は変化するためには必要最低限のお金は必要となる。 そして、富には限界効用がある
富の限界効用ってどういうこと?
買い物依存症でない限り、買うものはそれほどないってことだよ
例えば、家と車、行きたいところはすべて旅行し尽くしたら、最高のサービスを受けた後だとどんなサービスもあまり変わらなく感じるんじゃないかな
富の限界効用とは、おいしいものを食べるときの一口目が一番おいしいってこと
二口目からはそのおいしさを超えることはないってこと
お金がない状態だと、どうしてもお金を見つける方法だけに目が奪われて他のことに考えが至らなくなる。
そして、自由とは嫌なことは嫌と言えるようになることでもある
「無気力になる心理」
幸福の研究では、一度の大きな痛みより、長く続く小さな痛みのほうが幸福度を大きく下げることが分かっている
要するに小さな痛みのほうは、慣れてしまって、無気力な状態を作る
仕事での電車の通勤ラッシュ、終身雇用で他の会社には転職できる能力がなく、その会社に居続けなければならなかった時がそれにあたる
その状態に陥る前に、何か行動を起こさないと手遅れになってしまうので、 何かしらのスキルを手にするほかない
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