【書評】日本SFの臨界点[恋愛編]

小説

伴名 練 = 編

ハヤカワ文庫

タケチ
タケチ

こんにちは、タケチです。

今日紹介する書籍は

日本SFの臨界点[恋愛編]です。

『なめらかな世界と、その敵』の著者・伴名練が、

全力のSF愛を捧げて編んだ傑作アンソロジー。

恋人の手紙を通して異星人の思考体系に迫った中井紀夫の表題作、

高野史緒の改変歴史SF「G線上のアリア」、

円城塔の初期の傑作「ムーンシャイン」など、

現在手に入りにくい、

短篇集未収録作を中心とした恋愛・家族愛テーマの9本を厳選。

それぞれの作品への解説と、

これからSFを読みたい読者への完全入門ガイドを併録。

「BOOK]データベース

SF初心者でも、長文が苦手な人に読みやすい、

短編集の小説の詰め合わせになっています。

一番短いので30ページぐらいで長いもので60ページぐらいのものです。

寝る前や通勤などのちょっとした時間にぴったりで読み終わります。

内容は人の恋愛だけでなく、機械や異世界人との恋愛も含んでいます

あまり感動的ではない僕の心が熱くなった作品が多かったです(笑)

個人的に面白かった作品 

「人生、信号待ち」

あらすじ

世の中には余計な計算をしている人がいる。

人間は一生のうち何十年眠っているのか?

女は一生のうちに化粧を何年間しているのかとか

男は一生のうちにひげを何年間そっているのかだ。

それがどうしたと言われても、やめるわけにはいかないのだから

考えるだけ、誰の徳にもならない。

しかし、ある男が疑問を持った。

人間は一生のうち、何日間、信号待ちをしているのだろうかと

そんなありふれた疑問と

退屈すぎる待ち時間を妄想で信号が青に変わるのを待っている日々、

そして毎日通っている道で顔だけ知っている女性と出会う

あるとき信号が赤に変わった瞬間、

男は立ち止まり、女は気づかずにまだ歩き続けている。

とっさに男は女の手をつかんだ。

その瞬間、二人に関係が生まれた。

そして、その空間は二人だけを残し、信号はまだ赤のままで

道を渡ることができなくなってしまった。

本書の目次

死んだ恋人からの手紙 = 中井紀夫

奇跡の石 = 藤田雅矢

生まれくる者、死にゆくもの = 和田毅

劇画・セカイ系 = 大樹蓮司

G線上のアリア = 高野史緒

アトラクタの奏でる音楽 = 扇智史

人生、信号待ち = 小田雅久仁

ムーンシャイン = 円城塔

月を買った御婦人 = 新城カズマ

編集後記

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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