どうもタケチです。
今日は「苦手を排除すれば可能性が減る」という話をしていきたいと思います。
自分が苦手なことは、他の人が補って、その人が苦手なことを補ってあげればいいということをよく聞くことがある。
社会に出れば、個人戦ではなくチーム戦だ。
という理屈である。
確かにそれは僕も気持ちはわかる。
一種の防御本能というものかもしれない。
この世は常に競争をしている。
競争をするということは、勝者と敗者に必ず分かれる。
競争に負け続ける人は、その競争自体を無くせば負け続けることはない。
それは役には立たないから不要だというわけだ。
僕の職業は設計士をしている。
設計士になるには、国家資格が必要になってくる。
計画・構造・法規・施工・環境の5つに大きく分かれていて
そこからさらに細分化されている。
この中で構造がどうしても苦手だった。
今も完全には克服できていないけど。
苦手だったけれども、役に立たないと思ったことはない。
ちなみに、構造が苦手な設計士は感覚的ではあるけれども少なくはないと思っている。
その設計士のために、構造専門の職業がある。
その専門家に依存して仕事をすることは可能だが、いちいち打ち合わせだったりと
時間がかかってしまう。
少し話がそれたかもしれないから、戻そう。
得意だろうが苦手だろうが、そんなことは問題ではない。
それは何が基準になっているかというと必ず他者との差でしかない。
大事なことは、他者と比べることではなく、自分にとって必要かどうかだ。
その価値を見極めるのは自分でしかない。
この先どう生きて往きたいのかという話にもつながる。
苦手だからと言って排除してしまえば、その方面のことは学ぶことはないだろう。
つまりは選択肢が減るということだ。
何もその道がなくなっただけと思ってはいけない。
道は一方通行だとも限らない。
途中でいくつにも枝分かれする。
専門分野とはそもそもがその枝分かれした終着点みたいなものだからだ。
以上
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